鉄筋コンクリート造とは、コンクリートを鉄筋で補強したもので、RC造とも呼ぱれます。
鉄筋コンクリートで壁と床を構成する壁式構造と、柱、梁の骨組みを鉄筋コンクリートで構成するラーメン構造があります。
壁式構造は基本的に壁をとることができません。
ラーメン構造では耐震壁以外の壁はとることができます。
どちらにしても、設計図書をみて、確認することが大切です。
鉄筋コンクリートの材料のうち、コンクリートは、耐えられる以上の力がかかるとすぐにこわれてしまう脆(もろ)い材料です。
鉄筋コンクリート造
鉄骨造
軽量鉄骨造は6mm以下の薄い鋼材で柱、梁、すじかい、土台をつくっています。
木造軸組み工法とほぼ同じ構造です。
リフォームの制約もほとんど同じです。
ただ、鉄骨造りの場合、柱や梁の接合部分をボルトで止めて、溶接でつないでいます。
そのため、木造よりも制約が多いです。
柱や梁などの構造体の移設は基本的にはできません。
鉄骨造とは「鉄で出来た建物」ですが、より正確に言うと「鋼(はがね)で出来た建物」です。
2×4工法の場合
2インチ×4インチの枠組材と、構造用面材で、6面体(床、壁、屋根)を構成する工法です。
建物を面で支えるので、耐力壁として機能している構造壁はとることはできません。
壁をとるなどの間取り変更を、希望しているのであれば、2×4工法の仕組みと構造計算をきちんとやってくれる業者にチェックしてもらいます。
そのうえで、プランニングをします。
木質パネル工法のリフォームの場合も、基本的に同じ考えです。
リフォームでできること、できないこと(一戸建ての場合)
住宅の構造、工法によりかわります。
木造軸組み工法は柱、梁、土台を木で軸組し、壁、屋根などをつけていく工法です。
リフォームをする場合、原則的に柱や梁、すじかいをとることはできません。
が、構造的にほかの部分を補強することによってとることができる個所があります。
1階の上に2階をのせたり、横方向へ増築するなどは、既存部分にかかる負担を、構造的に補強しなければいけません。
十分に検討する必要があります。
業者より詳しく調べる
リフォームをお考えでしたら、そのリフォームについて徹底的に調べてみることが必要です。
手抜きせずにきちんと行おうとすると、どういう工程でどのくらいの期間がかかるのか。
あらかじめ調べておくことです。そうすると、その業者がどういう工程で行うと言うのか、それによって手抜き工事のことを勧めているかどうかがわかります。
業者のうそがみやぶれるようになります。
今は、インターネットでかなりの情報収集ができます。
リフォーム工事中の空き巣
リフォームの工事に際し、サッシの交換などで一時的に窓を取り外している場合があります。
そんな場合は、そこから空き巣に侵入されないように、毎日その部分をきちんとふさいで貰うようにします。
たとえ小さなトイレの窓であっても、安心はできません。
こんな隙間から人が入れるの??というようなところから空き巣に入られ被害を被るという事もあります。
シートで覆うだけではカッターなどで簡単に切られてしまいます。
合板を釘で打ち付けるなど、簡単に外れないようにしてもらう事が大切です。
業者の振りをして狙っている空き巣もいます。作業着を着て工具を持ち、いかにも工事業者を装った空き巣が増えています。
近所の人も「工事の人だろう」と見逃してしまうことも多いそうです。
リフォーム中は業者さんと良く打ち合わせし、どんな業者さんが何人入るのかを良く確認し、、お互いに協力し合って普段以上に防犯対策をするようにして下さい。
リフォーム中のカギの取り扱い
最後にカギを返した!返さない!というトラブルも有ります。
カギを返してもらったかどうかの確認をするためにも「カギの預り証」を出してもらうようにします。
トラブルを防ぐことができます。「カギの預り証」には、カギを渡した日時、期間、どこの扉のカギで何個か、複製を行なわない約束、カギの管理責任者の名前と捺印などがあれば安心です。
またこれは同じものを2部作製、業者と施主の両方でそれぞれに保管します。
そしてカギの返済時にはお互いに「返却印」を押し合うなど、後から返した返さないという問題が起きない様にします。
それでも不安が有ると言う方は、工事終了後に鍵の交換を行うという事も1つの方法です。
リフォーム中のカギの扱いに注意
仕事や趣味で普段昼間は家に誰もいないと言う方が多く、留守の間にリフォーム工事を行なうというケースが増えています。
工事中、誰かが仕事を休んで家に居るようにする、誰か親戚の人にでも留守番に来てもらうなどと言う事はなかなか出来ることではありません。
そこで工事の間は信頼できる業者さんにカギを預けて、工事をしてもらうわけです。
ここで業者とのトラブルがおこります。知らない間に合鍵を作られ、玄関の脇の植木鉢の下に置いて工事がすすめられていたことが分かり不安になった」というトラブルがありました。
これは預かったカギを無くす事を恐れた業者が、もしもの時のためにカギを施主に言わずに複製、それを簡単に見つかってしまうような場所に隠していたために起こったトラブルです。
昼間、家にいない場合
普段、昼間は家に誰もいないと言う家庭が、共働きが増え、多くなりました。
留守の間にリフォーム工事を行なうという事も多くあります。
工事の間は、信頼できる業者さんにカギを預けて、工事をしてもらうわけですが、「誰が最後に戸締りするのか」「カギはどう保管されているか」ということを、しっかり確認しておきます。
また、最後にカギを返してもらったかどうかの確認をするためにも「カギの預り証」を出してもらうと良いです。
住みながらの工事の不安
リフォーム工事と新築工事で一番違うのは、「住みながらの工事」があるところです。
勿論大掛かりなリフォーム工事であれば、「仮住まい」を準備して新築工事と同じように行なうこともありますが、それにはやはり費用が掛かります。
キッチンのリフォームを行った場合キッチンの入れ替え工事だけなら、一日で済む事が多いですが、位置を大きく移動するようなプランだと、数日キッチンが使えなくなる場合もあります。
まずは工事担当者に工事が始まる前に、キッチンが使えなくなる日を最短にして欲しいと伝えておくことが大切です。
工程の組み方によってキッチンが使えない日が大きく変わる事があるからです。
また「仮設キッチン」を入れてもらうという手段もあります。
レンタルで小さなキッチンを仮設置、カセットコンロ等を使って調理を行なうことができます。
リフォームの計は正月にあり
早めのリフォームが得策です。
でも家族の状況をよく考えてください。
家は定期的なメンテナンスがとても重要です。
早め早めに手を入れることで、腐食などを防ぎ、結果家を長持ちさせることができます。
「時期は過ぎていたが表面がキレイなので安心していた。しかし実は中が腐っていて大工事に」というケースも少なくありません。
点検を怠らないことがポイントなのですが、ついつい忘れがちになります。
そこで家の点検カルテを作成し、毎年お正月に確認するようにすれば忘れることもなく安心です。
しかし住みながらのリフォームは住んでいる人に思った以上に負担がかかります。
知らない人が毎日家に出入りしますし、音やホコリも立ちます。
リフォーム工事は早めを心がけることがポイントではあるのですが、受験生がいる、病人がいるというような場合には、家に居る人に負担がかかることを良く考えた上で一年の計画を立てるようにします。
工事が終わる予定の日を伝える
リフォーム工事の挨拶は、相手の家の準備の都合もあるかもしれませんので、できれば工事開始の一週間前までに済ませておくと良いです。
またどうしても会えない場合には、「手紙を入れておく」という方法もあります。
挨拶の時には、工事開始日と共に、工事の終わる予定日を伝える事が大切です。
また工事時間や、工事の休みの日、大きな音がする日やホコリが立つ日があればその予定日、車を停める位置の確認など、できるだけ詳細に伝えるようにすると良いです。
これからもずっと長く住む家だからこそ、ご近所とのお付き合いって本当に大切です。
住んでいる方が近所の方に一声掛けて回る、これがリフォームを成功させるための第一歩です。
挨拶は業者任せにしない
業者が手土産を持って、近隣の挨拶に回ってくれると言うところも有ります。
勿論、それは近隣へ配慮、工事をし易くするという意味合いで行われるのです。
中には「宣伝がメイン」で、迷惑をかけるとも思えない程遠いところまで、自社アピールのための挨拶回りを行われて嫌だったと言うケースもあります。
近隣への挨拶は、業者が回ってくれる場合でも、やはり住んでいる方が自分で声を掛けておくと言う事が大切です。
最低限挨拶したほうが良い範囲
挨拶する範囲は、もちろん工事内容や大きさによって異なります。
強い匂いがする工事であれば、風に乗ってかなり広い範囲まで匂いが漂いますし、マンションなら音は壁や床を伝わりかなり遠くの部屋まで響きます。
しかし小さな工事だからといって、車の出入りや駐車の問題など、何も影響が無いというわけではありません。
一戸建ての場合は一日に複数の業者が入る可能性が有る事を考えれば、少し遠いような気がする家でも、車で迷惑をかける可能性がある家には一言声を掛けておく事が大切です。
また忘れがちなのが「斜め裏」に位置する家です。
自分の家からは良く見えなくても、向こうからは良く見え、音・匂い・ホコリで想像するより大きな影響を与えている場合も有ります。
昔ながらの向こう三軒両隣+裏の家三軒には最低限声を掛けておくようにします。
マンションの場合は搬入のための経路に面したお宅にもご挨拶しておくと良いです。
マンションでは想像以上に音と匂いが伝わります。
基本は上三軒+両隣+下三軒ですが、資材の搬出入で通る廊下に面した部屋の方にも配慮が必要です。
階段をはさんで両脇に部屋が並ぶ「階段室型マンション」の場合には、その「同じ階段を使う部屋の方々」に一声掛けておくようにすると良いです。
工事前の挨拶でトラブルを防ぐ
不意打ち工事は、トラブルの原因になります。
いきなり早朝から大きな騒音や匂いが流れてきたら。
誰でも「なんだ?」と、あまり良い気分は、しないと思います。
何も言わないでいきなり始められれば、ちょっとしたことでも気に障るという事もあります。
ほんのささいな事が、大きなトラブルへと発展する事もあります。
そしてこの挨拶をするかしないかで、工事中の近所の人たちの心理状態にも、大きな差が出てくるのです。
近所のトラブル
「リフォーム工事前には近隣に挨拶を」
「工事中は近隣に配慮をしましょう」
もちろんご近所付き合いを考えれば当たり前のことなのです。
普段から仲が良いから少々のことなら大丈夫!と思い込むのは危険です。
これからの長い付き合いを考えて、表面上は「それくらい気にしないでね」と言ってくれてはいるけれども、本当はとても迷惑に感じているというケースもあります。
その不満が蓄積すれば、普段なら問題にもならないような些細なことが、大きなトラブルへと発展していってしまいます。
せっかく家はキレイになったのに住みにくくなってしまった、ということにもなりかねません。
手抜きメンテナンスは大出費
「今やらないと家が全部ダメになりますよ!」
リフォームの営業マンから良く聞くセリフです。
しかしこれは営業トークで言っているだけではなく、
本当に後から「あ〜あの時やっておけば良かった!」と、言うような事になってしまいます。
しかし、その言葉が本当かどうか見極めるのはとても難しい部分でもあります。
だからと言って放置しておけば、後でとても高くついてしまうという事にもなりかねません。
後になって泣かないためには「家の状態を正確に把握しておく」ことです。
壊してから出てくる追加工事
細かい事前調査を行っても、内部の腐食など、事前に見極めるのが難しいものもあります。
例えば、浴室回りの床下の腐食の度合い、白蟻の被害がどこまで及んでいるか、壁紙が通常使われないノリを使って貼られていて剥がせないなど、工事して初めてわかることもあります。
ただ業者側も多くの経験を積んでいます。どのような追加工事の可能性があるかは把握しています。
事前に
「この見積もり以外にどのような追加が起きる可能性があるか」
「それはいくらくらいかかるのか」
を必ず確認しておくとよいでしょう。
リフォーム追加工事
リフォームの工事中、もしくは工事終了後に、
「え?ここもやってくれると思っていた」
と言うような、施主と業者の間の「工事範囲の思い違い」から起きる追加工事です。
または途中に工事の変更をしても、
「これくらい見積もりの中に含めてくれているんだろう」
というあいまいなままで工事が進み、最後には驚くような金額になっていたという例もあります。
変更があれば、それがサービスなのか追加なのかその都度きちんと確認をしていくことが大切です。
壁の色にグリーン系を選ぶ
洋風でグリーン系にする場合、淡い色合いにすると軽やかなイメージになります。
ただしサッシが茶系の場合には、アンバランスになりますので、注意が必要です。
サッシが白い場合には、枠回りなどの木部も白く塗装し、外壁面は思い切り濃い緑色にしてみるのもステキです。
想像より落着いた個性的な雰囲気に仕上がります。和風で失敗しがちなのがこのグリーン系です。
サンプルでかなり渋い色に見えても、出来上がると想像より明るくポップな感じになってしまう事があります。
また黄色味を強くして土壁のような色合いにしても良い雰囲気にまとまります。
壁の色にブルー系を選ぶ
洋風のお部屋でブルー系を使う場合には色彩度をぐっと落とすか、思い切り色彩度を上げて、鮮やかにするかの、どちらかにしたほうがキレイになります。
ほんの少しブルーがかった白っぽい色というのは、仕上がってみると真っ白に見えてしまいます。注意してください。
また淡いブルーは汚れが目立ちやすい色です。
和風のお部屋の場合は、黒に近いくらいの濃いグレーにしても、個性的でモダンなイメージになります。
壁の色にアイボリーやベージュ系を選ぶ
洋風のお部屋の場合には、思い切って濃い目のはっきりとした色にしてみるのも個性的で良いと思いますが、一番無難でマッチする色が、卵の黄身の色をイメージして色選びをすると上手くまとまります。
和風のお部屋の場合や、サッシが茶系の色の場合には、鮮やかにし過ぎるとアンバランスな感じになりがちですので注意が必要です。
お洋服を選ぶ感覚ではなく、和服を選ぶ感覚で、色のバランスを考えていくと上手くまとまります。
気に入った色の家があったら場所を覚えておく
気に入った色を見つけたらすかさずチェックします。
ただし、自分の家にその色が似合うかどうかも良く考えます。
モルタル壁の場合、外壁部分の塗装は大抵10年に1回です。
気に入らなかったからと言って、またすぐ変えるというわけにも行きません。
色選びの際には、今ついているサッシの色や家のデザイン、近隣との兼ね合いを考えて、良く検討する必要があります。
今まで通りのイメージを崩さないようにするか、それとも大きくイメージチェンジをするか、または、汚れが目立たないような色にしたいなど、色選びの時には様々なことを考えます。
外壁塗装の時期が近づいたら、近所の家や住宅展示場などを見て回って、気に入った色の家があれば覚えておき、業者さんと一緒に見にいって、その色を指定するのも良いです。
リフォームの場合、サッシや玄関回りは元のまま外壁だけ色を変えるというケースが多くありますので「雨戸の色」「アルミサッシの枠の色」「玄関回のタイルの色」など、既存にあるものとの色の兼ね合いを良く考えて選ぶようにします。
外壁塗装の色選び
サンプルと実物ではイメージが全く違います。
外壁の色選びで良くおきるのが、「出来上がってみたらイメージと全然違った」という失敗です。
なぜこんな事が起きるのでしょう。
それはサンプルで見た時より、出来上がりのほうが、色合いがはっきり明るく見える傾向があるからです。
彩度と明度をワンランク下げて選びます。
外壁の色選びで大切なのは、サンプルだけでなく試し塗りをしてもらったり、大きな実物サンプルで選ぶ事がポイントです。
しかしそれでもやはり外壁面ほどに大きな部分となると、サンプルとはイメージが変わってきます。
その色合いにしたいと思ったら、彩度(あざやかさ)と明度(あかるさ)をワンランク下げて選んでおくと、持っているイメージに近付かせる事ができます。
太陽の光と照明器具の下ではイメージが大きく違う
実物サンプルを部屋に貼ってみましょうと以前に書きましたが、しかしこれを選ぶ時間も大切です。
昼間の太陽の下では明るく見えても、夜の照明器具の下ではとても暗いイメージだったというケースもあります。
特にカーテン選びの場合に注意しなければならないのは、広がった状態のカーテンを見る時間が長いのは夜だという点です。
昼間に選んだだけでは、夜のイメージはつかめません。
壁紙などでは、太陽光の下では平らに見えたのに、照明器具の下では凸凹が想像以上にくっきり見えるという事もあります。
昼間選んだものを夜みると色合いだけでなく素材感も変わってくるので注意が必要です。
サンプルを選ぶ時にはじっくり時間をかけます。
昼と夜、晴れた日や雨の日など様々な状況下で見比べるようにします。
太陽がさんさんと当たる昼と、照明器具で部屋の中が照らされる夜とでは見え方が大きく違います。それぞれどのように見えるかをじっくり確認しておきます。
また照明器具が変わる場合にはそれを考慮に入れて検討します。
外壁塗装など外回りでは、晴れた日、雨の日でもイメージが違います。
両方で見比べる機会があると良いでしょう。
テーブルの上で見て選ぶと失敗
大き目の実物サンプルがいくつか揃いました。
ここで失敗しがちなのが、テーブルの上で並べて「どれが良いかしら」と悩んでしまうことです。
壁紙にしても扉材にしても、テーブルの上に置いたサンプルと同じような距離と角度で見ることはありません。
見る角度や距離によって柄の見え方、色の出方、光り方、イメージも大きく違います。壁のサンプルは壁に貼る、床のサンプルは床に置きます。
壁材のサンプルなら実際に工事する部屋の壁に並べて貼って見るようにします。
床なら床に置いて見る、扉なら扉に貼って見るなど、使う場所と角度で見る事が大切です。
手持ちの家具などリフォーム後に残す場合は、その家具との調和も確認しておきます。
小さなサンプルと実物は大きく違う
ビニールクロスや扉材、フローリングなど、商品を選ぶ時にはカタログからではなく実物サンプルを見て選びます。
カタログの写真では実際の色合いも微妙に違います。
素材感などもわかりません。その実物サンプルには、各メーカーから用意された「サンプルブック」というものがあります。
これでは小さすぎて、実際に出来上がった時のイメージをつかむのには難しいものがあります。
小さいサンプルで見て「良いなぁ」と思っても、大きな面積になると明るすぎたり、色が鮮やかに見えすぎたり、というのは良くあることです。
ブックサンプルの中から、良いと思うものを数点ピックアップしてみます。
そしてそれらの大きめ実物サンプルを取り寄せてもらうよう依頼します。
大きめのサンプルはどの程度のサイズがもらえるかは各社違うので確認してみます。
「フローリング材」でも「壁紙」や「扉材」でも大抵各メーカーで準備されています。大き目のサンプルを使えば、それだけ出来上がりに近いイメージを掴むことができます。
ショールームへ行く手間を惜しまない
住宅用商品のメーカーは自社でショールームを準備して、その実物を見ることができます。
「明るくて素敵だと思って選んだのに、実物はケバケバしかった」「写真では高級そうに見えるのに、実物は安っぽかった」などということになっては、せっかくのリフォームも台無しになります。
レストランでも展示してあるサンプルやメニューの写真と実際に運ばれてきた料理と大違い、なんてこともあります。
1回限りの食事なら「仕方ない」で済むことですが、家作りのための商品は、これから毎日長年にわたって使うものです。
できるだけ実物を見て自分で納得して選ぶという事が大切です。
見た目が同じでも値段と機能が違う
見た目はそっくりでも、機能や値段が違うものがあります。
写真ではそっくり同じに見えても、性能や値段が大きく違うものもあります。
例えば「フローリング材」などは、見た目がほとんど同じでも、機能が大きく変わるものがたくさんあります。
キャスター椅子に強いかどうかの表面強度、床暖房対応品かどうか、厚み、水やアンモニアに強いか等の機能、防音性能など、品番の小さな違いで中身も大きく変わります。
見積書や、使用する商品の写真を貼り付けてあるプレゼンボードを貰ったら、まずその商品の品番と値段が明確に記されているかどうかの確認を行ないます。
そしてカタログでその機能の確認を行うようにします見積書の品番とカタログを細かく照らし合わせるという作業は、面倒な作業ですが、後々のトラブルの可能性を考えれば、必ず行っておくべき大切なポイントです。
品番をカタログで確認
見積書のなかにJP3654―2(a)という商品が入っていたとします。
そのときに、最後に記された(a)の品番まできちんとカタログと照らし合わせて確認します。
住宅用の設備機器や材料には最後についた小さな数字やアルファベットで機能や材質、値段が違うものがあります。
例えば「プラスオプションの機能がついた設備機器」は、標準品と品番が微妙に違う事があり、当然値段も異なります。
自分にとって不必要な商品を購入してしまうことになるのです。
後で、こんな機能は要らなかったと言っても、見積書通りの商品が取り付いていれば、それを返品もしくは交換してもらうことは難しいです。
もちろん機能的には優れているわけですが、オーバークォリティで余分な費用を掛けるより、その分他に費用を回すほうが、より満足のいくリフォームになります。
家に使われる物の選び方
家に使われる商品は値段も高額なものが多いです。
キッチンやユニットバスなどは車1台分の値段ほどします。
それにもかかわらず、「え?」と思うような商品の決め方をし、要らないオプションがついていた、機能が違うなどという失敗をしてしまう事があるのです。
洋服を選ぶ時には試着をし、鏡の前で後ろ姿までチェックする方も、家の事になるとほとんどチェックしません。
リフォームする際に選ぶ商品は、キッチンやユニットバスなどの高額商品だけでなく、扉1枚でも数万円から数十万円はします。
しかし、バッグや洋服を購入するとなると1万円でもポケットの有無を確認したり、鏡の前でじっくり選ぶ時間を取る方も、なぜか家の事になると見積書だけ、もしくは写真だけで購入してしまって、という話も良く聞きます。
理由としては、「全体の工事に気をとられ、商品を細かく選ぶ時間が無かった」「業者が薦めるままに決めた」「商品の良し悪しや選び方が解らなかった」というようなケースが多いようです。
また、金額が大きくなるにつれて、細かい部分を良く見ないという傾向があるのです。
実際に取り付けられてみたら、要らないオプションがついていた、選んだものと機能が違う、色が違う、イメージが違うというような結果になってしまったりするのです。
「イメージと違う!」を防ぐ
イメージ画やインテリア写真で立体的に理解することが大切です。
和室を広縁から見た様子を表した3D画像、リフォーム後の様子を立体的に見ることができます。
まずは、視覚的に具体性がわくようなプレゼンテーション作りをしてもらうよう業者に依頼してみます。
平面図や展開図(壁面をあらわす図面)だけもらっても、そこから実際のイメージをわかせるのはなかなか難しいものがありますキッチンや、リビングの収納、飾り棚など、立体的な理解が重要なポイントとなる部分は、家の中を立体的にあらわした3D図(パース図)を用意してもらうようにします。
約款に1度は目を通しておく
約書の裏もしくは別紙には、細かい字で様々な「約款」が書かれています。
クレジットカードや銀行、旅行などの契約書にもこの約款がついています。
なかなか読むのは大変です。しかしリフォーム工事の場合、ここにはとても大切なことが書いてあります。
例えば、保証期間、約束通りに工事や支払いが行われなかった場合のペナルティ、事故が起きた場合の解決方法などがありますので、1度は必ず目を通しておきます。
住宅リフォーム推進協議会に「住宅リフォーム工事用の標準契約書式」がありますので、参考にしてみて下さい。
工事期間の設定や金額をチェック
「最初に出された見積書の金額」と「契約時の金額」が、商品や工事内容の変更・値引きなどで変わったというケースは多いです。
その場合には、その契約書の金額と合った最新の見積書を出してもらい、その支払い方法とともに確認しておきます。
また工事請負契約書には、「工事開始時期」と「工事完了時期」を入れることができるようになっています。
ここにきちんと日付けが書き込まれているかどうかを確認して下さい。
いつ工事が始まるかわからない、というようでは困ります。もちろんぴったりこの日というのは、天候の事情などで難しく、余裕をもった設定となりますが、工事時期が納得のいく期間であるかどうかをチェックしておきます。
そして追加工事があれば、工事期間もそれだけ伸びるということも予定に入れておきます。
契約書のポイント
リフォーム工事を行う場合、それがどんな小さな工事であっても、きちんとした契約書を交わすことが大切です。
しかし1枚の契約書が有るだけでは、どこでどんな工事を行うかははっきりしないのです。
そこで工事内容が記された書類があるかどうかがポイントとなるのです。
「契約書を交わしたのでこれで約束通り工事をしてもらえる」と思っても、契約書にはどんな内容の工事をするかまで詳しくは書いてありません。
契約書と一緒にそろった書類、見積書・図面・仕様書・パース図などの工事内容を示したものが揃ってこそ、それらの書類の通りに工事を行ってもらうという契約ができます。
依頼時も受け取り時も工事範囲を現場で確認する
見積もりを比較するためには、それぞれの工事範囲にズレが無いようきちんと確認しておくことが大切です。
見積りを依頼する時も受け取る時も、実際に工事する場所で指差し確認しながら一項目づつチェックしていきます。
また追加工事の可能性も事前に聞いておき、どんな場合で大体いくらくらいなのかを各社にきちんと確認、それも含めて比較することが大切です。
相見積りを取る目的は、単純に金額の比較をするためだけではありません。
会社の体制や工事の質が違う以上、金額は合計金額の目安にするという意味合いで取ると割り切ったほうが良いです。
相見積もりは3社ほど取れば大体の相場はわかると思います。
大切な事は相見積りを通し、信頼できる自分に合った業者を選んでいくことです。
見積りの依頼のやりとりの中で、自分の求めているグレードや付加価値、業者の姿勢や体質が見えてくるのです。
工事範囲が違えば金額も違う
各社同じように見積り依頼したと思っても、見積もりに入っている工事と入っていない工事の認識に、業者と施主の間でずれがある場合もあります。認識範囲が違えば当然金額も違ってきます。
例えば単純に「木部塗装」という項目だけでは、新規の部分だけ塗るのか、既存の部分も塗るのかわかりません。
相見積りをとって比較するには「同じ工事範囲での依頼」をする必要があります。
またリフォームには「別途工事・追加工事」が付き物と言われています。
工事途中の変更、中が腐っていたなど、最初の見積もりは安く出てきても、工事が終わってみたら別途と追加で本体工事より大きな金額になってしまった、というケースもあるのです。
書面では同じ項目であっても中身が違うケースもあります。
備考欄や補足されている部分は必ずチェックしておきます。
書面だけでなく実際工事する現場で一項目づつ確認することも大切です。
自分に必要なグレードと付加価値を見極める
実際の工程の数や工事の内容、サービスなどをじっくり説明してもらうようにします。
そして自分にとって必要なグレードはどの程度なのか、必要な付加価値は何なのか、その会社が信頼できるかどうかという事を見極めていく事が大切です。
見積書を貰ったら貰いっ放しではなく、一項目づつ業者にきちんと説明をしてもらう事です。
そしてその業者が工事した家を実際に見てどの程度の工事をしているのか、その評判を普段から注意して聞いておくと良いです。
工事のグレード・工事以外の付加価値で違う金額
同じクロス貼り工事の見積り依頼をし、A社が¥50,000、B社が¥60,000であればB社が値段が高いと思ってしまいがちです。
そこで問題になるのが、その業者が普段どのような工事を行なっているかという点です。
下地の板の種類や、厚みの違いはどうか?壁紙の下地処理の程度の差はどうか?窓枠や地盤面をビニールで覆って汚れないようにする等の養生はどうか?など、会社によって標準とされている工事が違います。
そしてこれらによって、仕上がりも手間代も大きく違ってくるのです。
良い物を使い、手間をかければ仕上がりも良くなりますが、金額もそれに応じて高くなります。
これらを「工事のグレード」と呼びます。また工事そのもの以外のサービスのレベル、例えば、インテリアコーディネートの資格をもつ人がいるのか、工事中の近所への配慮、工事の管理方法、検査やアフターメンテナンスなどによっても、金額は変わります。
相見積もりの比較
各社から出された見積りを比較検討していこうと思ったけれど、それぞれ見積もりの書き方がまちまちです。
結局は合計金額の比較しかできないというケースが有ります。
リフォーム業界では特に統一された見積もりの形式というものは無く、各社がまちまちなのです。
たとえば、部屋ごとにかかる費用を記されているところ、材料費と人件費を分けて書いてあるタイプ、単位面積当たりの単価で書いてあるタイプなどがあります。
また経費を比較しようにも、経費を工事項目と別に記載してあるもの、経費の一部を各項目に上乗せしてあるもの、経費の全てを各項目に上乗せしているものなどがあります。
経費の額を比較するというのもあまり意味がありません。
費用の出し方を統一してもらい、工事内容の比較をします。
定価が無い以上「値引き額」にも根拠はありません。値引きが大きいから得をしたと思うのは早計です。
相見積もりを出してもらう時には、まずは各会社に見積りの形式を合わせてもらうようにすると比較がし易いです。
しかし、単純な単価の比較は経費の乗せ方や条件が会社によって違う以上、あまり意味がありません。どのような工事項目があり、どの商品を使い、どこまでの工事が見積もりに入っているかなど、内容を細かく比較することが重要なポイントです。
業者を選ぶときは相見積もりや点検を通して選んでいく
業者を選ぶ方法として「相見積もり」を取る方法があります。
目的は単純に金額の比較をするためだけではありません。
相見積もりを取る際には金額だけに目を奪われないよう注意をします。
訪問販売でその場ですぐ決めてしまったり、人のうわさだけで決めてしまえば、その業者が本当に信頼できるのかどうか、自分の求めるものがそこにあるかどうかはわかりません。
時間を掛けたやりとりの中で、「書類が揃っているかどうか」「時間を守るか」「連絡はこまめにくるか」などの基本的な姿勢や、自分の求めているグレードや付加価値、業者の体質が見えてきます。
業者を選ぶときはリフォーム業者の特徴を知る
それぞれの業者の特徴を知るところからはじめます。
業者の特徴を知り、自分の求るものがそこにあるかを検討してみます。
工事中の引越し先の手配などの工事以外のサービスも期待したいのであればそのようなシステムが整った「大手リフォーム会社」が良いです。
当然費用も若干割高にはなります。
「ホームセンター」などのリフォーム店は安く動きも良いところが多いので、フェンスや物置の設置など気軽に依頼ができます。
デザイン重視であればデザインを得意とする「設計事務所」、気軽に何でも頼みたいのであれば馴染みの「近所の工務店」、とにかく安ければ良いというのであればDIYでやり、できない部分だけそれぞれの専門業者へ自分で依頼してみるなど、自分の求めるものに合わせて業者選びを考えることが大切です。
業者を選ぶときは自分の求めるものは何かを知る
評判の良いと言われる業者があったとします。
でもその業者のどこが良かったのですか。
額が安くて良かった、デザインが良かった、工事中の配慮が良かった、営業マンと性格が合ったなどなど、「良い」と評価する材料は人によって違います。
何より値段重視!という人が、サービス重視の業者に頼んでも、心から満足できるとも思えません。
逆もまた同じことです。
大事なのは、自分の価値観に合う業者を選ぶという事です。
リフォーム会社はその形態によって様々な特徴があります。
地域性や普段どんな仕事をしているかによっても違ってきます。
その中で、自分に合った業者を選ぶためには、まず自分が何を求めているのかを良く知らなくてはなりません。
そしてどの部分を重要視しているかによって、その選び先が変わってくるのです。
業者の探し方その3:口コミや近所からの情報を得る
近所や知り合いでリフォーム工事をした家があれば、その業者がどんな様子だったかを詳しく聞いてみます。
ただし「良い」「悪い」は、その人によって評価するポイントが違いますし、その家にかかわる営業担当者・工事管理者・施工者によっても変わってきます。
その人にとって良い業者たったとしても、自分にとっても良いとは限りません。
「『あそこは良かった』と言うので紹介してもらったけれども、イマイチだった」というケースが良く起きるのも、そのあたりが原因になっています。
口コミでの評判を聞いたら、まずはどこが良かったのか、どこが悪かったのかを具体的に聞いておきます。
また近所でリフォーム中のお宅を見かけたら、思い切って住んでいる人に声をかけてみるのも良いです。
そして、作業者のマナーはどうかなど良く見てみて良い業者さんだなと思ったら業者名をチェックしておきます。
業者の探し方その2:ポストに入るチラシを収集して分類
毎日のようにポストにたくさん入ってくる「リフォーム工事宣伝のチラシ」、これをすぐ捨てないで、一回集めてじっくり見比べてみます。
値引き額に目を奪われないことです。
リフォームには「定価」がありませんから、値引き額にもあまり意味はありません。
たくさんのチラシを見ているうちに、リフォームのチラシの値段の書き方、共通点や違う点など、色々わかってきます。
例えば「工事費は別途」と小さく書いてあるものや、品番が微妙に違っているもの、商品が古いタイプだから値引きが大きくなっているものなどです。
小さな文字や品番にも注目してみます。
また「自社の施工事例写真」を定期的にチラシとして配布している会社もありますので、集めておくと良い資料になります。
ポストに入ってくるチラシも、収集・分類しておけば、業者探しの情報源の1つとしてとても役に立つのです。
ポストに入ってくるチラシだけで工事を頼むのは早計です。
業者の探し方その1:インターネットで情報を集める
業者を探すのにインターネットで探す方法があります。
最近では、自社のwebサイトを持っているリフォーム会社も多いので、まずはそこを見て回ると良いです。
しかし、インターネット上の情報はあいまいで不確定な要素も含まれるため、自分自身で取捨選択を行う必要があります。
近所に営業所があるかどうかのチェックや、施工事例の写真、リフォームをすすめるにあたってのシステムの詳しい説明などを見ることもできます。
ただし施工例に書かれている工事費用は、全体の費用が書かれている場合、写真に掲載されている部分だけの費用が書いてある場合など色々なケースがあります。
費用はそれぞれ家の状態によって大きく変わりますので、参考程度にしておくのが良いです。

