娘の私が1ヵ月ぶりに実家を訪ねたところ、屋根が新しくなっていました。
事情を聞くと、突然、業者が来て「今、無料で耐震診断をしている」というので診断を依頼して、その結果「このままでは地震のときに瓦が落下し、近所に多大な被害が及ぶ。
工事は割引のできる今しかない」と業者に勧められ契約したとのことなのです。
父は年金生活者なのでお金がないと断ったが、月々の支払い額が約2万4000円であることや総額が210万円であることを強調され、やむなく契約してしまいました。
その夜、信販会社からの確認の電話で、総額約210万円の契約で10年間のローンを組むと、総額が約300万円にもなると聞き、金額の大きさに驚き断ることもできず電話を切ってしまいました。
翌日、業者に改めて電話で契約額が違うと解約を申し出たが、分割払い手数料分を値引きするので考え直してほしいといわれました。
また、その日の夜、販売員らが来て「今後10年以上家族全員が金融機関のブラックリストに載る」などといわれ、家族の迷惑になると思い、何も言えなくなってしまったとのことです。
なお、工事は2日間ほどで完了したそうです。
悪徳リフオーム事例その5
悪徳リフオーム事例その4
数年前に住宅リフォーム業者(以下、事業者)と白アリ駆除サービスを契約したことがきっかけで、事業者が毎年点検に来ていました。
今年も営業員2人が来訪し、床下の点検後、営業員が「浴室の土台に付いているとめ板が腐っているので土台も腐っています。だから浴室に接した通し柱が腐っています。
このまま放置すると家が傾き屋根が落ちる」と、湿った木片を見せながら説明しました。
また床下に潜ったときに撮影したデジカメの画像も見せられました。
営業員から、家が傾けば大金がかかるが、今なら浴室のリフォーム工事代だけで済むので早めに工事をしたほうがいいとも言われました。
自宅は築23年の木造であり不安になり、浴室のリフォーム工事の契約をしました。
(工事代金159万2850円、クレジット総額196万7070円、120回払い)。
着工日にまず浴室が撤去され、自分で現場をのぞいてみると、浴室の土台は腐っておらず、ぬれてもいませんでした。
これなら浴室を工事する必要はないと思い、慌てて工事をしていた職人に尋ねたところ「確かにぬれていないのでなぜ工事をするのか疑問に思った」と言ったといいます。
悪徳リフォーム事例その3
営業マンに家の権利書を持ち出され、無断で売られた被害者もいます。
契約書類などによると、女性の家を売ったのは都内のリフォーム会社の元営業社員です。
同社によると、00年5月に入社し、同9月に退職しました。
女性は当時、新宿区内の一戸建て(木造2階建て延べ約37平方メートル、評価額約3000万円)に1人で住んでいました。
元社員は「外から見たが、このままでは危ない」などと言って上がり込み、その後連日のように訪問していました。
電子レンジや冷蔵庫をプレゼントする手口で信頼を取り付け、次々とリフォーム工事を契約していきました。
契約は00年6月から7月の1カ月間で計13件、約200万円分。女性は「お金はない」と言ったが、クレジット契約を勧められ、書類に押印しました。
この過程で、元社員は「契約に必要」などと言って土地建物の権利書類を借り出しました。
工事は行われたが、同年11月、家は無断で都内の男性に所有権を移され、その後、金融関係者に移りました。
女性はこの間の経緯を全く知らされず、01年7月、所有者から退去を求められて初めて家を失ったことを知ったということでした。
売却代金は女性には渡っておらず、リフォーム代金はここから支払われたとみられています。
女性は家の返還を求めたが、元社員は行方をくらませていました。
女性は「後になって思えば、工事書類と言われて印鑑を押した中に、売買書類があったのかもしれない」と話しているといいます。
悪徳リフォーム事例その2
一人暮らしの高齢な母の判断力が最近衰えていると感じて帰省したところ、近隣住民から「業者の出入りが多い」と言われました。
さっそく家の中を捜してみると、契約書の束が見付かりました。
契約書で確認できただけで、母は5年前から、18の業者と47件もの自宅のリフォーム工事の契約を繰り返していました。
業者の訪問販売で契約をし、ほとんどが契約したその日に工事をしていたようでした。
工事内容は床下工事、屋根裏工事、外装工事、内装工事、浄水器の設置などであり、総額は約1,570万円にものぼっていました。
クレジット契約もみられたが、多くが現金での支払いであり、業者は年金支給日をねらって集金していたようで、母の貯蓄はほぼ底を尽いていました。
母に聞いても、契約時の状況は覚えていないといいます。
最近、認知症のため契約当事者能力はないと医師に診断されたが、数年前から認知症だった可能性が高いです。
工事内容をみると、同様の工事が何度も繰り返し行われていました。
悪徳リフォーム事例その1
70歳代の夫婦と90歳代の母との3人暮らしです。
業者が突然来訪しました。
「この辺り一帯を見て回っている。お宅の屋根の漆くいが剥がれているし、瓦もずれているので、屋根を見せて欲しい」と言われました。
屋根に登った業者から「登ってきて」と言われたが、梯子が急で登れずにいたら、屋根から降りてきた業者から漆くいのかけらを見せられました。
「このままだと雨水が入り込み、屋根が腐ってしまう。梅雨入り前に早く修理をした方が良い」と説明されました。
雨漏りで家が腐ってしまっては大変と思い、屋根工事(115万円)の契約をしました。
後日(屋根工事の初日)、屋根工事をしていた業者から「漆くい工事の出来具合を確認したいので、屋根裏(小屋裏)を見せて欲しい」と言われました。
業者が屋根裏に入ったところ、「瓦の重みで屋根が歪んでいる」と説明され、また、屋根裏の写真を見せられました。
「屋根裏にカビが発生している。カビの原因は床下ではないか」と言われ、今度は業者は床下にもぐりました。
その後、業者からビデオを見せられながら「床下の土壌の湿気が原因で、床下の柱や断熱材にカビが多発しており真っ黒である。このカビが柱や断熱材を伝わって屋根裏にまで発生している。このままだとカビで柱が腐食してしまう」、
「屋根の重みを支えるには屋根裏の補強をした方が良い」と説明され、カビで家が腐食し潰れてしまうのではないかと不安になり、床下の換気・補強工事(210万円)と屋根裏の換気・補強工事(160万円)の契約をしました。
その後日(床下工事の2日目)、床下工事の最中に、業者から「浴室の下にある木材が湿っていて、傷みはじめています。タ張り替えた方タイルの間から浸水して腐食しているので、タイルを張が良い」と言われ、今度は浴室工事(100万円)の契約をしましたとのことです。

